『熱り(ほとぼり)』
平石耕一事務所 6月15日〜6月20日
ふーっ、ふーっ、吹いて さまそうか ふーっ、ふーっ、吹いて おこそうか
…発端は、上海虹口公園。
上海事変終結祝賀セレモニー。
壇上には、帝国陸軍最高司令官・白川義則大将らが居並ぶ。
そのとき、壇上をめがけて投げられた爆弾が炸裂。
犯人は、韓国青年尹奉吉(ユン・ボンギル)。
その場で逮捕され、裁かれる。銃殺刑。が、上海で刑は執行されず、日本に送還される。
なぜか?時は、1932年。国連脱退の前夜である。朝鮮と朝鮮民族を地球上から抹消し、日本の兵站基地化にしようとするさなか、奉吉の行為は、それに逆らうもの。奉吉を闇に葬る意図である。彼が大阪、金沢と移送されるうちに彼の意志は、少しずつ消されていく。
祖国を失い、上海にたどり着いた
尹奉吉(ユン・ボンギル)が、
妻に残した、「丈夫出家生不還」
その思いは、消されてしまうのか。
尹奉吉………(1908〜1932)
1908年6月21日忠清南道生まれ。1932年4月29日、上海虹口公園で日本軍が行なった天長節兼戦勝祝賀式典において爆弾を投げ、軍首脳部、外交官らを死傷させる。死刑判決後大阪に移監、秘密裏に金沢に移され、銃殺。享年25歳。遺体は、ゴミ捨て場の下に埋められ、その場所は極秘扱い。戦後1946年3月、在日同胞にて発掘され、遺骨は、祖国に帰る。
見どころ
テロに対して神経質なまでの21世紀。すべてをテロで片付ける。が、レジスタンスまでも否定してもいいものか?その命題を三つのストーリーで深めていきます。俳優は、三役をこなし、たった一つの置き道具を介して多場面を表現します。生演奏が、感動を一層高めることでしょう。
スタッフ
作・演出・制作:平石 耕一
美術・制作:鈴木 幸子
照明:横田 元一郎
衣裳:山田 靖子
音楽:川本 哲
演奏:園田 容子
効果:中嶋 直勝
舞台監督:比岸 蛙一郎
宣伝美術:有沢 真太郎
協力:有限会社プロダクション・タンク
キャスト
槐 柳二(テアトル・エコー)
渡部 将之(平石耕一事務所)
青山 恵子(平石耕一事務所)
浦山 迅(プロダクション・タンク)
丸山 詠二(アーツビジョン)
柳川 慶子(演劇集団 円)
土屋 研二(プロダクション・タンク)
山村 勇人(プロダクション・タンク)
河崎 早春(プロダクション・タンク)
石井 啓太(プロダクション・タンク)
藤家 さっこ(プロダクション・タンク)
木村 方則(プロダクション・タンク)
公演日程
2004年6月15日〜6月20日 |
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15(火) |
16(水) |
17(木) |
18(金) |
19(土) |
20(日) |
14:00 |
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19:00 |
○注 |
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注:15日はプレビュー公演です
※開場時間は30分前
公演時間:約2時間30分(途中休憩有り)
チケット
前売:5,000円
当日:5,500円
学生前売:3,000円
学生当日:3,500円
(日時指定・全席自由)
※15日プレビュー公演は入場料1,000円均一詳しくはお問い合わせください。
[前売り取り扱い]
お電話、FAX、e-メールにて受付
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