『土俵際の女』
劇団インベーダーじじい 7月7日・8日
シアターΧ 2年がかりの『ブレヒト的ブレヒト演劇祭2』参加作品
前回公演「飛び降りたらトランポリン」より
近代のある島のお話。その島では何年も雨が降らず、砂漠化がすすんでいた。そんなある日、ニライカナイの神様が島に善人を捜しにやってくるところから話は始まる。一度善人に選ばれた、ヒメユリという少女。しかし大金を手に入れたところから、彼女の人生の歯車は狂い始める。そして、ある事件をきっかけにヒメユリは島の雨乞いの生贄として七日七晩相撲を取り続けるという刑に処せられてしまうのだた。この島には「女相撲伝説」があり、女が相撲を取るというタブーを犯せば、天が怒って嵐が起こるというのだ。恋人の裏切り、うわべだけの島の人々・・それを受けとめるかのごとくシコを踏みつづけるヒメユリ。ヒメユリが降らせる雨は恵みの雨か悪魔の雨か。それとも・・。
善人は存在するのかという問いかけを通し、観る人の心を掴むストーリー展開です。
見どころ
ブレヒトの代表作「セツアンの善人」を、雨乞い儀式の「女相撲」や戦争の悲しさを語る「ヒメユリの塔」、童話のような「ニライカナイの伝説」などの要素を取り込んだ大胆な脚色とハイテンポな演出で物語をみせていきます。円形の劇場を意識し相撲の土俵のよう空間、つまり、舞台を劇場中央に作り、四方を客席がグルリと囲む空間もまた見所のひとつ。音楽には蛇皮線の生演奏を用いて、沖縄の雰囲気を作ります。また、荒れ果てた土地を表現するために舞台に散りばめられる25万ピースのジグソーパズルもお楽しみ下さい。
スタッフ
作・演出:なるせゆうせい
舞台美術:向井登子
舞台監督:西廣奏
照明:加藤学
生演奏:禎一馬
衣装:戸門由佳
小道具:草間一葉
宣伝美術:利宮マサトシ
スチール:福井健二
演出助手:鈴木仁美 磯崎珠奈
当日制作チーフ:加治真理
キャスト
山村真也
西村良
山本真里
大坪貴志(吉本興業)
高橋優
井上友美
矢野トモ子
若狭ひろみ
斉藤キコリ
高橋聡史
小出恵介(アミューズ)
井手豊
なるせゆうせい
公演日程
2004年7月7日〜7月8日 |
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7(水) |
8(木) |
12:00 |
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15:00 |
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18:30 |
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19:30 |
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※開場時間は30分前
チケット
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