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歌芝居『をぐり』

京楽座 2月4日〜6日

熊野へ そして熊野から

 二条の大納言の世継ぎ・小栗は文武両道に秀でるが、いまだ定まる妻もなく、深泥池(みぞろがいけ)の大蛇と契ったことで都から常陸(ひたち)の國へ追放される。しかしそこでも、相模の豪族横山家の娘・照手姫のもとへ押し入り婿となる。ところが、義父の怒りをかった小栗は毒殺され、照手も相模川に流されてしまう。一命を取りとめたものの、照手は人買いの手にかかり、美濃(みの)青墓(おおはか)の遊女屋で水仕女として苦役を強いられることとなった。
 一方の小栗は地獄の閻魔の慈悲で生き返ったが、見るも無惨に腐り果てた「餓鬼(がき)」の姿となり、土車に乗せられて相模から熊野湯の峰へ心ある衆生に曳かれていく。青墓の宿でこの土車を見かけた照手は、それが吾が夫とも知らず、曳き綱にすがりつくのだった。
 「えいさらさ えいさらさ・・・」照手は、遊女屋の主人に五日の暇をもらい大津の宿まで土車を曳き、後ろ髪を引かれる思いで再び青墓へと帰っていく。やがて熊野湯の峰にたどり着いた餓鬼(がき)阿弥(あみ)は薬湯の力で病本復し、元の小栗となって都へ上る。美濃青墓の照手のもとを訪れたのは、それからまもなくのことだった・・・。

見どころ
京楽座、05年公演の第一弾は初の集団劇。
中西和久ひとり芝居説経節三部作Vol.3「をぐり考」が歌芝居に生まれ変わります。
出演は中西和久のほか、個性あふれる客演陣、さらに04年春、オーディションによって選考された新進の俳優達との競演!この冬必見です。
京楽座 歌芝居「をぐり」。小栗判官と照手姫の切ない恋、どうぞご期待ください!
スタッフ
作・演出:ふじたあさや
  音楽:平井澄子
     田原順子
  編曲:高橋明邦
  美術:石井強司
  衣裳:堂本教子
  振付:加々美洋子
  照明:坂本義美
     田島康
  音響:鈴木茂
所作指導:古澤侑峯
歌唱指導:信太美奈
衣装製作:危婦人
演出助手:スギタクミ
宣伝美術:おかめ家ゆうこ
舞台監督:猪股孝之
  協力:スターダス21
  制作:月島文乃
     杉田丘実
キャスト
中西和久
小田桐一
紺野相龍
杉浦佳代子
松田光輝
綾香詳三
浦岡もえ
小河原真稲
柿森ななこ
斉藤りえ子
渋沢康子
西原綾子
西村剛士
羽野大志郎
黄英子
森谷あずさ
渡辺大吾
公演日程

2005年2月4日〜2月6日
  4(金) 5(土) 6(日)
14:00  
19:00  
※開場時間は30分前
チケット
前売:3,500円
当日:4,000円
(全席指定)
[前売取扱]
京楽座チケットセンター:下記問合せ先参照
チケットぴあ
TEL:0570-02-0933 Pコード(357-997)
ローソンチケット
TEL:0570-063-003 Lコード(35107)
問い合わせ
京楽座
TEL:03-3545-0931
FAX:03-35450933
Webサイト:http://www.d3.dion.ne.jp/~kyorakuz/