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『瓜の涙』

遊行舎 6月7日~11日

寺山修司 幻の名作

春昼の夢に似て、少女が招くのは、母さがしの迷路か・・・
それとも悪夢の子守唄か。
鏡花―寺山による壮絶な愛の物語

なぜ「瓜の涙」なのか(泉名月)

寺山修司脚色の「瓜の涙」は、昭和55年、NHK、ステレヲ・ドラマ放送として企画された。 この時声優たちは新人だった。寺山修司脚色の「瓜の涙」は鏡花の小説「河伯令嬢」と「瓜の涙」の二編で構成されている。
寺山修司脚色の「瓜の涙」に出てくる人物名は「河伯令嬢」の夏吉とおゆうである。 題名が「瓜の涙」で、内容は「河伯令嬢」の色が濃い。
寺山修司が鏡花の小説「瓜の涙」と「河伯令嬢」を読んで、NHKのステレヲ・ドラマに脚色した時、どうして「瓜の涙」の方を題名に選んだのだろうか。 その理由は、寺山修司脚色をもとにした白石征の演出・脚色「瓜の涙」を見た時に、その深い意味を知ることが出来るのだ。
「瓜の涙」が竜巻の勢いで発芽し、若葉を広げ、葉の間に瓜がなり、その瓜が美しくふくらんで、鈴なりになりますようにと私はねがっている。
(随筆家。泉鏡花の養女)

スタッフ

原作 泉鏡花
脚本 寺山修司
構成・演出 白石征
音楽 J・A・シーザー
振付 三上宥起夫 花柳輔礼乃
斉藤千雪  佐藤深雪
照明 小粥新一
音響 長柄篤弘
大道具 真嶋大栄
美術 桐渕隆信
衣装 金子澄世
小道具 水島孝
宣伝美術 市川勝典
文芸 新戸雅章
制作 遊行舎

キャスト

青江薫
磯見藩
中島淳子
小林拓(万有引力)
吉野俊則(万有引力)
林正樹
柴田明良
佳世乃
高橋優大(万有引力)
磯見麦子
岸本由紀子
篠本みどり
松木敬


公演日程

2006年6月7日~11日
  7(水) 8(木) 9(金) 10(土) 11(日)
14:00   
19:00 

※開場時間は30分前

チケット

前売:3,000円
当日:3,500円
(全席自由)

[チケット取扱]
チケットぴあ
Tel:0570-02-9999(Pコード:784-307)

遊行舎

問い合わせ

遊行舎
Tel:0466-34-9841
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