シアターΧトップ>第7回 国際舞台芸術祭(IDTF2006)

2006年8月25日〜9月18日
第7回 国際舞台芸術祭(IDTF)

テーマ「幽色霊気(ゆうしょくれいき)―― Phantom Love Energy Spirit」

シアターX(カイ)インターナショナル・ダンス フェスティバル(IDF) は、1994年から隔年で開催しています。シアターΧは演劇の劇場ですが、ダンスをやる人が自ら課している要素は演劇をやる人にも大いに必要、という考えからダンスのフェスティバルを恒例として開催しているうちに、逆に、ダンスの人には演劇的な課題の必要性を感じるところとなり、第3回はメイン・テーマを「考える人と踊る人」、第4回は「中国の不思議な役人」と決め、ダンス、演劇、音楽、学問……をハイブリッドした冒険と模索の試みを。第5回、『現実を抱きしめて』というテーマのもと演劇を加え、名称も国際舞台芸術祭 = ダンス+シアター フェスティバルと改めるところとなりました。前回は「仮面と身体」というテーマのもと、イスラエルから参加の仮面劇『ファーレンハイム』をはじめ、14演目が上演されました。

今回のテーマは「幽色霊気 ―― Phantom Love Energy Spirit」
この言葉から自由に発想し、作品をつくりたいと考えています。

公演スケジュール

8月25日(金) 18:30

能楽座+回向院+シアターΧ
能『原爆忌

作・監修:多田富雄/出演:観世榮夫、梅若六郎、山本東次郎 他
詳細はこちら >>

8月26日(土) 19:00

サラ・ロドヴィッチ他[ポーランド]
演劇『エリザベート』

作:サラ・ロドヴィッチ、クラウディウシュ・シルサルチック/出演:サラ・ロドヴィッチ
ハンガリー生まれで人生のほとんどをドイツで過ごした聖職者エリザベートをモチーフに日本語で上演されるパフォーマンス

武藤容子[東京]
舞踊『コ・ン・セ・キ』

作・出演:武藤容子
遥か彼方とおく時空を越えていったモノたちは、たとえその肉体が亡びても、痕跡が現世で深く息をしている。

松浦昭洋[さいたま]
アートジャグリング『宙舞』

作・出演:松浦昭洋
弾力と摩擦力という自然の力によって自立的に宙を舞う球体と演者、異なる命が共振しあい、「霊気、幽気」が生じていく。

8月28日(月) 15:00・19:00/29日(火) 13:00・16:30

人形+仮面劇『水と砂それぞれの物語』
人形劇団ひとみ座+横浜ボートシアター[神奈川]

さとうあきら 作『かっぱのめだま』/ポール・ボウルズ 作『ハイエナ』
湿潤な日本の風土の『かっぱのめだま』、厳しい砂漠の『ハイエナ』、この対照的な2つの物語が問いかけるものは・・・

8月31日(木) 19:00

リゾーム・プロダクション[カナダ]
パフォーマンス『コマチ・バリエーション』

作・出演:コリーン・ラーンキ、高橋幸世
霞、我が身、浮草、通ひ、ながめ の5パートからなる日本舞踊の型を元にした踊りと能管とで小野小町、深草少将・有原業平を描き出す。

野々村明子DANCE SPACE GYMNASIUM[愛知]
舞踊『ユメ見るオモイ』

作:野々村明子/出演:野々村明子DANCE SPACE GYMNASIUM
幽閉された思いは、時として心と体の「バランス」を脅かす。脅かされた心と体の「うごめき」は、どんどん膨れ上がり人間の姿さえ変えてしまう事がある。

幸内未帆[東京]
舞踊『ふわふわLADYBUG』

作・出演:幸内未帆
「幸せ」という無形の財産を探し求め、自らの中に実在する有形なる「幸せ」を見つけ出します。

9月2日(土) 19:00

く☆す芝居[松山]
演劇『この道はいつか来た道』

作:別役実/演出:片倉艮/出演:片倉艮、鈴木みえこ、亀井佳代(歌)
コノミチハ イツカキタミチ・・・と、ダンボールを引きずりながら徘徊する女と付き纏う男。

ミチコ・ヤノ・モダン バレエ カンパニー[東京]
舞踊『生命の交叉点』

作:矢野通子/出演:榎本妃佐子、大貫泰子、高橋誠子、南眞代、佐藤雅恵、諸橋美和子、田中美穂、寿福未来、高橋花子、西久保竜介
〜死を恐れ 生を侮る者達へ!〜人は皆旅人今日はどこの道を行くのですか?

9月3日(日) 14:00

花柳輔礼乃[東京]
日本舞踊『ねこ』

作・出演:花柳輔礼乃
迷い仔猫に「小倫」という絶世の美少年の名前を付けて愛でている姉貴。わたしの猫は「ねこ」というだけ。でも宝。

ミチコ・ヤノ・モダン バレエ カンパニー[東京]
舞踊『生命の交叉点』

作:矢野通子/出演:榎本妃佐子、大貫泰子、高橋誠子、南眞代、佐藤雅恵、諸橋美和子、田中美穂、寿福未来、高橋花子、西久保竜介
〜死を恐れ 生を侮る者達へ!〜人は皆旅人今日はどこの道を行くのですか?

9月6日(水) 19:00/7日(木) 14:00/8日(金) 19:00/9日(土) 14:00・19:00

IDTF実行委員会
演劇舞踊『へいせいの田楽―平家女護島―を かぶく

原作:近松門左衛門/演出・台本:西田敬一/音楽:嶋田吉隆、日原史絵
出演:若松美黄、エムザブロウ、花柳面、佐藤道代、祖父江洋子、ケイタケイ、岡庭善之、岩崎倫夫、西巻直人、天叢雲

詳細はこちら >>

9月10日(日) 18:00

カンパニーSUMAKO[フランス]
舞踊『ジョウドウテキフクゴウタイ』

作:すまこ・こせき/出演:すまこ・こせき、 Didier DABLOWSKI(仏)、野口祥子、三上周子、中川敬文、直野志貴子 ほか
ココロの奥に眠る巨大なイキモノ、情動的複合体の闇。その闇を照らす閃光、その不定形に一瞬(にしえ永遠)の形を切りつける刃。

佐々木満[ドイツ]
舞踊『フリーダ・カーロ』

作・出演:佐々木満、ジェニファー・ブロス/美術:竹内孝和/音楽:Falk Zenker/照明:Dirk Mattern/衣装:Jennifer Blose
ドイツ在住の舞踊家佐々木満が、フリーダ・カーロをテーマに幽色の世界を描く。

9月12日(火) 19:00

倉知外子+オクダ モダンダンス クラスター[名古屋]
舞踊『相聞(そうもん)』

出演:倉知外子、倉知可英、伊藤水弦、大西可弥子、山本祐実(フリー)、法竹吹禅、奥田敦也
妖・艶・愁など女性を表わす語が死語になったかのような性の剥き出し現象、中性化しつつある社会現象に年齢を重ねた女性として問い直してみたい

神雄二DANCE MISSION
演劇舞踊『昇華』

作・出演:神雄二/出演:今目乃京子、小川隆生
日常からスルリと抜け落ちた3つの意識が地下に溜まり、絡み合う。地下深くに幽閉された3つの意識はその葛藤の中で覚醒、やがては昇華していく。

9月14日(木) 19:00

パフォーマンス『I wish you were here '06』
武井よしみち+ブルーボウルカンパニー[東京]

彼のパフォーマンスは、未分化のまま30年も、まだ工業製品になっていない証拠だ。分業化されていない表現。だから古めかしく感じたり新鮮にも思えてくるのだ。

ダメじゃん小出[東京]
時事コント『 ?! 』

作・出演:ダメじゃん小出
黒になりきれないグレーな笑いの黄色いシュールな謎・もんだい提起です(すっっごい?!)

山田いづみ[大阪]
舞踊『片むすび―幽色の気配―』

片むすびは『さよなら』の結びです/片紐引きさえすれば良い/一方的にアバヨの結び/浮世のしがらみ ケセラセラ/くつがえされた宝石箱のような朝/ロシアンティで迎える為に/さよならだけが人生さ

9月16日(土) 19:00/17日(日)15:00/18日(月)15:00

IDTF実行委員会
舞踊『踊る妖精 黒塚伝説の姥(おんな)たち

ソロ舞踊:アキコ・カンダ、折田克子、石黒節子、竹屋啓子、ケイタケイ
詳細はこちら >>

チケット・問い合わせ

チケット

前売:3,000円(『原爆忌』を除く)
当日:3,500円(『原爆忌』を除く)
通し券:10,000円(『原爆忌』以外の全公演に有効)
原爆忌:5,000円
(全席自由)
※2回目以降ご来場の場合、先公演のチケット半券提示により1,500円に割引します。

[チケット取扱]
シアターΧ

ローソンチケット
0570-000-407(オペレーター対応)
0570-084-003(Lコード:L32276・IDTF2006共通)
http://www2.lawsonticket.com/

JCDNダンスリザーブ
http://www.dance.jcdn.org/

問い合せ