琵琶法師たちにより語りつがれた「平家物語」は、日本の文化・芸能に大きな影響を与えてきました。
能や歌舞伎の中にも題材として扱ったものが少なくありません。
文学作品としての「平家物語」は、ともすると表層的に「無常観(感)の文学」ととらえられがちですが、そこには<生>に対して必死に戦っている人間たち、<死>というものを前にして積極的に<今>を生きようとしている人々がいます。
「平家物語―語りの世界―」という作品は、「平家物語」の原典といえる「覚一(かくいち)本」を語りの台本として、その時代を必死に生きた人々に焦点を合わせいくつかの段章を「俳優の語り芝居」と「琵琶の演奏」により構成した舞台作品です。
また「案内びと」が登場し、歴史を追いながら各段章を解説するので、「平家物語」がより分かりやすく身近なものに感じられます。
原文の言葉・リズムをできるだけ崩さないことで、その時代に生きた人間・物語の大きなうねりが「琵琶演奏」とともに展開していきます。
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)
足摺(あしずり)
福原落(ふくはらおち)
敦盛最期(あつもりさいご)
那須与一(なすのよいち)
壇ノ浦合戦(だんのうらのかっせん)
構成・演出 | : | 岡橋和彦 |
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舞台監督 | : | 山内栄治 |
照明 | : | 中本勝之 |
装置 | : | 園良昭 |
台本 | : | 覚一本 |
琵琶:岩佐鶴丈
語り芝居:岡橋和彦
案内びと:越前屋加代
2008年10月14日・15日
14日(火)19:00
15日(水)14:00
※開場は開演の30分前
前売:3,500円
当日:4,000円
(全席自由)
[チケット取扱]
まほろば企画
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TEL/FAX:03-3982-0588
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