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『ITI 世界の秀作短編研究シリーズ イギリス編』

国際演劇協会(ITI) 3月5日〜23日

近年、海外の現代演劇作品は往来の近代劇とは異なった形式や文体を探求しています。 本企画はそうした実験的な作品の中から、秀作短編を翻訳、リーディング形式ですべて日本初演し、演出家によるワークショップ・有識者によるシンポジウムと併せて現代演劇にアプローチするものです。 シリーズ2回目はイギリスを取り上げ、「英国演劇をフェミニズム」をテーマに、英国で活躍する女性劇作家に焦点を当てました。
英国の女性劇作家といえば、1950年代後半に起った英国演劇の新しい動き、いわゆる「怒れる若者たち」の中で登場したシーラ・ディレイニーの『密の味』が有名ですが、1969年〜1970年に英国で起ったフェミニスト・ムーブメントの影響により女性演劇人の本格的な活動が始まりました。 70年代には、キャリル・チャーチル、パム・ジェムズといった世界的に優れた女性劇作家が登場し、80年代に入って大きく花を開かせます。 チャーチルやジェムズを母の世代とするならば、娘の世代を代表するのがサラ・ダニエルズです。 90年以降になると、フェミニスト・ムーブメントを超えて、女性劇作家は英国演劇界で大きな地位を占めるようになってきます。

日程
2008年3月5日〜23日
  5(水) 6(木) 7(金) 8(土) 9(日) 10(月) 11(火) 14(金) 15(土) 16(日) 18(火) 19(水) 20(木) 21(金) 22(土) 23(日)
14:00       
19:00        
19:30            

A:アイスクリーム/ホット・ファッジ
R:リア王の娘たち
P:ピッグ・イン・ザ・ミドル
K:呼吸
M:ミッドウインター
S:シンポジウム
W:ワークショップ
※16日公演終了後、演出家トークあり
※開場は開演の30分前

スタッフ
企画委員 吉岩正晴 荒井良雄 小田切ようこ
舞台監督 辰巳次郎
照明 ステージ・ライティング・スタッフ
音響 T.E.S
シンボルオブジェ制作ITI
宣伝美術 菅渉宇
写真協力 和知明
制作進行 上栗陽子
ワークショップ

3月7日(木)、11日(火)、15日(土)、19日(水)、22日(土) 各回14:00〜
各公演の演出家を中心に、上演作品を題材としたワークショップを公演期間中の舞台空間にて各1回行います。

シンポジウム『英国演劇とフェミニズム 日本とイギリスにおけるフェミニズムの違い』

3月6日19:30〜
荒井良雄(駒沢大学名誉教授)
永井多恵子
浜名恵美(筑波大学教授)
原田規梭子(東洋学園大学副学長)
吉岩正晴(大阪芸術大学大学院教授)

演出家トーク

3月16日公演終了後(15:30頃)
出演:田中壮太郎、野崎美子、高橋伸、新見真琴、宮越洋子 ほか
司会:吉岩正晴

フリーパス チケット

全5公演の作品が何時でもフリーパスで観劇できるチケットです。
9,000円(購入本人のみ有効)

[フリーパス取扱]
国際演劇協会(ITI)
お名前・ご住所・メールアドレス・連絡先を明記の上、iti@topaz.dti.ne.jp までメールにてお申し込みください
※各公演毎のチケット・問い合わせ先は各公演の詳細ページを参照してください。

問い合わせ

国際演劇協会(ITI)
Tel:03-3478-2189
FAX:03-3478-7218
E-mail:iti@topaz.dti.ne.jp

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