シアターΧトップ>2009年公演情報>『OGURIとTERUTE』
中世末期に生まれ、ギリシア・インド神話ともつながりを持つ、説教節「をぐり」の奇想天外な物語。
京都二条の大納言の一人息子小栗は、文武両道に秀でた
美丈夫であったが、みぞろが池の守護神の大蛇が化身した姫と
契りを交わした罪により、父親に関東に追放され、
相模の国の大名、横山の一人娘照手姫と恋に落ち、
横山一族の許しも得ずに結婚してしまった。
怒った照手の父横山は、小栗を殺害しようと、人喰い馬の
鬼鹿毛にまんまと乗せるが見事に乗りこなしてしまう。
しかし小栗は十人の家来ともども毒殺され、照手も同罪と
相模川に沈められようとするが、家臣のなさけで一命は
とりとめたものの、人買いの手に渡り遊女屋に売られたが、
照手は客をとることをこばみ続け、苦役に耐える。
一方、地獄に落ちた小栗は、ともに毒殺された家臣のたっての願いが
閻魔に聞き届けられ、胸に「一引き引いたは千僧供養、
二引き引いたは万僧供養」の木札を下げ、墓穴から、見るも
恐ろしい餓鬼の姿となって這い出す。
人々はその哀れな餓鬼をいざり車に乗せ、死と再生の聖地熊野に向けて引いてゆく。
照手もわが夫とは知らずに、死んだ小栗や家臣の供養のためにと、
熊野に向け餓鬼の乗ったいざり車を引いてゆく・・・
脚本・演出 | : | 遠藤啄郎 |
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演出・振付 | : | ケイタケイ |
舞台装置 | : | 堀尾幸男 |
衣裳原案 | : | 小林重予 |
衣裳 | : | 並河万里子 |
照明 | : | 竹内右史 |
仮面 | : | 遠藤啄郎 緒方規矩子 |
音楽 | : | 入野智江 説教節政太夫 |
宣伝美術 | : | 遠藤享 |
語り・演奏 | : | 説教節政太夫 |
演奏 | : | 入野智江 岩附智之 |
新井敦子 綾香詳三
石田知生 宇佐美雅司
大塚麻紀 奥本聡
柿澤亜友美 角隆司
木室陽一 ケイタケイ
都紀絵 牧野隆二
吉岡紗矢
2009年5月27日〜31日 | |||||
27(水) | 28(木) | 29(金) | 30(土) | 31(日) | |
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14:00 | ○ | ○ | ○ | ||
19:00 | ○ | ○ |
※開場は開演の30分前
前売:3,500円
当日:4,000円
学生・シニア(65歳以上):2,500円
(全席自由)
[チケット取扱]
シアターΧ