第9回シアターX国際舞台芸術祭IDTF2010

2010年63日(木) 19:00〜

MIR Repertory Theater[韓国・仁川(インチョン)]

アンクル・ワーニャ Uncle Vanya

作:アントン・チェーホフ Anton Chekhov
演出:イ・ジェサン Rhee Jae-sang

出演
ワーニャヤン・チャンワン Yang Chang-Wan
アーストロフソン・インチャン Son In-Chan
エレーナチェ・ジヨン Choi Ji-Youn
セレブリャーコフチョン・ミョンウォン Jung Myung-Won
ヴォイニーツカヤ夫人 イ・ファジョン Lee Hwa-Jung
マリーナキム・ヨンナン Kim Yong-Ran
テレーギンイ・ガンドク Lee Kang-Duc
ソーニャソン・ヒョンファ Son Hyun-Hwa
スタッフ
舞台イ・サンス Lee Sang-soo
照明ヨン・ソンジュン Yong Seon-joong
音響イ・チャンヨン Lee Chang-young
メイク イ・ジヨン Lee Ji-youn
作品について

 事実主義の戯曲の大家でありスタニスラフスキー・システムの根源となるアントン・チェーホフの生誕150周年を迎え企画された作品。2010年2月仁川にて初演。

● ワーニャ伯父さん[Dyadya Vanya]は「田園生活の情景」という副題がついている。1897年に発刊された『戯曲集』に発表され、1899年秋モスクワ芸術座にて公演された。主人公ボイニツキー(ワーニャ伯父さん)は死んだ妹の夫であるセレブリャーコフ教授のため、妹の娘ソーニャとともに義弟の故郷の土地を守り暮らしている。しかし退職した義弟が若く美しい後妻エレーナを連れて久しぶりに故郷に帰ってくると、その義弟が実は愚かな俗物であることを知ると失望と虚脱に陥る。さらにその苦悩はエレーナに対する思慕の情が芽生えてからいっそう深刻になる。
 一方ワーニャの親友であるアーストロフは忙しい診療生活の中でも山林の保護に情熱を寄せる夢想家的な医師だったが、人知れず彼を想っているソーニャは気にかけずエレーナの魅力に精神を奪われる。幼いときセレブリャーコフは領地を売って都会に出ると宣言した。犠牲と献身で過ごした半生の対価として、結局はこの地を追い出されることになったワーニャは絶望のあまりセレブリャーコフを拳銃で撃つ。弾丸はそれて和解が成立し、セレブリャーコフ夫妻はあたふたと離れワーニャとソーニャは再び以前のような静かな生活に戻る。

劇団 “MIR”とは・・・

 2007年、平均活動期間15年以上の中堅演劇人たちが集まり結成した団体として「芸術としての演劇」、「生きている演劇」、「人間の魂の進歩」をモットーに活動している。興行中心の運営をきらい、創造的で芸術的な公演に重心を置いている同人制劇団である。主な公演ジャンルは正劇だがミュージカルドラマ、マイム、イメージ劇など持続的な様式的実験にも力を注いでいる。演劇精神の活性化と創造的作品の完成のために、安定的でありながらも長期的な「レパートリーシーズン制」で活動しており、外国との多様な国際交流及びレパートリーの交換、常時ワークショップを通じた劇団の力量強化にも力を注いでいる。

公演日程

2010年6月3日(木) 19:00〜

※開場は開演の30分前

チケット

一般 5,000円
(全席指定席)

[チケット取扱]
シアターΧ

問い合わせ

シアターΧ

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