第9回シアターX国際舞台芸術祭IDTF2010

2010年620日(日) 15:00〜

4RUDE

桜禍論 Cherry peril

稲川光 Inagawa Hikaru (4RUDE)、稲川諒 Inagawa Macoto (4RUDE)、日比野ざざ Hibino Zaza (4RUDE)、譱戝大輔(妄人文明) Zenzai Daisuke (Wangnin Bunmei)

作品について

 桜は日本の象徴である。桜の季節は短く儚い。咲き満ちる桜の美しさ、散り際の桜の儚さを愛でる気持ちは、日本の文化である。チェーホフ作品には、日本人の美意識に通ずる儚さがある。それでも生き抜かんとするエネルギーがある。資本主義の直中で、消え行く儚い伝統文化は多い。感謝の言葉を伝え、哀悼の辞を捧げる。『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』、全てに通低する儚さを抽出し再構築する。

プロフィール

 ク・ナウカ出身の稲川光(俳優/演出/美術)が、2005年に立ち上げた舞台芸術ユニット4RUDE。これまで、ドストエフスキー、日本神話、芥川龍之介作品を舞台化。「言葉に依らない芝居、身体に依らないダンス」を特徴とする。
http://web.mac.com/mieromaco/4rude
稲川光
(4RUDE)
稲川諒
(4RUDE)
日比野ざざ
(4RUDE)
譱戝大輔
(妄人文明)

上野紗来、竹江みゆき、藤澤由佳、蒲原渚

三人姉妹 〜ナターシャのいる構図〜
Three sisters ─A picture with Natasha

作品について

 ピュアなモラリストのオーリガ、背徳の恋に賭けるマーシャ、幸福な娘時代をおえようとするイリーナ。三人姉妹の現実『生活』の困難に落胆し打ちのめされ尚、真摯に生きる意味を模索する。ではナターシャは? 憧れ・妬み・僻みを抱きつつプローゾロフ家に入り込み、貪欲に「快適な暮し」を実現していく彼女は、俗悪な、非難されるべき女なのか。

渡辺雅子フラメンコスタジオラコンチャ
Masako Watanabe FLAMENCO ESTUDIO LA CONCHA

恋文 LOVE LETTER

作品について

 チェーホフとチャイコフスキーが、尊敬し愛し崇拝し合っていたという事実に興味をもち、チャイコフスキーのオペラ「エウゲニー・オネーギン」と出会い、詩情豊かなプーシキンの原作に行き着きました。「オネーギン」のタチアナ、「スペードの女王」のリーザ、「かもめ」のニーナ達の手紙、そしてチェーホフやチャイコフスキーの手紙、現実と虚構を織り交ぜたさまざまな愛の手紙を、フラメンコの恋文として投函します。

プロフィール

http://www.conchaf.com

公演日程

2010年6月20日(日) 15:00〜

※開場は開演の30分前

チケット

一般 3,000円
シニア・学生:2,500円
(全席自由)

[チケット取扱]
シアターΧ

問い合わせ

シアターΧ

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