第9回シアターX国際舞台芸術祭IDTF2010
2010年6月24日(木) 19:30〜
劇団ING進行形 International Nostalgic Generation
かもめ 〜断章〜
The Seagull ─A Fragment of World─
構成・演出:ラディー Rady Keshy
出演者:伊藤全記 Masanori Ito、中山茉莉 Mari Nakayama、吉田朋玄 Tomoharu Yoshida、近原正芳 Masayoshi Chikahara、遠藤忍 Shinobu Endo、新田正樹 Masaki Nitta
作品について
「かもめとは何か」
「なぜ女は男の前に現れたのか」
「なぜ去り際に女が二人の思い出の劇の台詞を口にしたのか」
これらの問題を意識し、第四幕<トレープレフとニーナの再会場面>を軸に、彼らの精神的側面を膨らませ、劇世界を再構築。この劇は悲劇ではないそうです。
様々な事柄に一喜一憂する人物達が、哀れなほど滑稽で可笑しかったのでしょうか。
それとも、それを観て何事もなく去っていく我々の姿が喜劇的だったのでしょうか。
プロフィール
2004年、日本大学芸術学部有志にて発足。近年、「メデイア」「人形の家」などの古典作品を上演。作中の衝動をより明らかにしようと、演舞(ダンサブル・アクション)というある種の誇張表現を提唱し、模索中。
http://ing.nobody.jp/
石川弘美(HIROMI ISHIKAWA)
白鳥の歌 SWAN SONG
作品について
死ぬ間際の白鳥は最も美しい声で歌うといわれている。
チェーホフはそれを年老いた俳優に託し、若き日々を回想させ、その情熱とともに人生の悲哀を語らせる。劇場という虚構の世界に生きる舞踊家としての私にとっても、この主人公と共通の想いがそこにある。私にとっての一番美しい踊りとは、、、、、。
石川弘美
舞踊家。2001年渡英。ラバンセンター修了後、エジンバラフェスティバル フリンジ,ザ プレイス等にて作品を発表。現地のコンテンポラリーダンスに直接触れながら、日本人としての舞踊を模索している。
旗野由記子
翔─マイ・チェーホフへの手紙
The Letter to My Chekhov
作舞:旗野由記子 演出:伊東新二 出演:旗野由記子、林敏秀、小峰慶子
スタッフ
演出 | 伊東新二 |
監修 | 旗野恵美 |
音楽構成 | 吉塚永一 |
衣裳 | 鳥海恒子 |
写真 | 石川妙子 |
作品について
時代の古い道徳や階級制度を打破し明日に向って進もうとする姿─。「鳩のごとく素直に蛇のごとく慧く」生きていきたいと希う女性像─。チェーホフの作品に描かれている女性の生きる形に感動と衝動にかり立てられ明日に向って自由にとび立つ心を「翔」と題し作舞してみました。
プロフィール
73年「独り火」「翔」にてデビュー、以来「SPACE・Y」、「EDDYCURRENT」等、作品発表。03年文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてN・Yにて研修。現在、旗野舞踊研究所を中心に創作活動をつづけている。
公演日程
2010年6月24日(木) 19:30〜
※開場は開演の30分前
チケット
一般 3,000円
シニア・学生:2,500円
(全席自由)
[チケット取扱]
シアターΧ