社団法人国際演劇協会
ドラマ・リーディング『ITI世界の秀作短編研究シリーズ イギリス・アイルランド編 巨匠の見た世界』
2011年3月19日(土)〜27日(日)
※地震の影響により、当公演は中止とさせていただきます(社団法人国際演劇協会)
反転する「風習喜劇」と「不条理劇」の世界
5人の巨匠が描く、大衆社会の人間と社会の関係 ユーモアとアイロニーが込められた短編作品群
1)テレンス・ラティガン(1911-1977) 『ハレクイネイド〜「ロミオとジュリエット」の喜劇〜』
訳:荒井良雄・広川治
演出:保科耕一
出演:西沢利明、河合盛恵、阿部百合子(俳優座)、浜野基彦(テアトル・エコー)、前島幹雄、田辺静恵(テアトル・エコー)、倉地彩乃(オフィスまとば)、渡辺慎一郎、片岡優香、奥野義章、佐野俊介、平田泰久、福地将章、前田礼雅、保科耕一(テアトル・エコー)
「ロミオとジュリエット」の初日を前にした劇場。ロミオ役俳優とジュリエット役女優は夫婦なのだが、夫の重婚が発覚し孫まで登場してしまう。舞台裏はドタバタ喜劇、果たして初日の幕はぶじ開くのか。
2)ノエル・カワード(1899-1973)『夕日の影』
訳・演出:吉岩正晴
出演:井上倫宏(円)、前田真里衣(民藝)、かんこ、沼田真吾(オフィスまとば)
末期癌のジョージをひとり看取ることに悩んだ愛人が、別居中の妻を呼び寄せる。ライバル同士の女性が休戦を提案しあう中、病院を抜け出したジョージが帰ってきてしまい…。死と直面した時、人はどう生きるべきか。
3)ハロルド・ピンター(1930-2008) 『家族の声』『沈黙』
訳:喜志哲雄
演出:林英樹
『家族の声』
出演:新井純、高橋和久(俳協)、辰巳次郎
ロンドンに下宿する息子と、両親との往復書簡。しかし実際には投函されていない?父親は死んでいる?真実はどこにあるのか。
『沈黙』
出演:武田光太郎、岡本高英、板津未来
かつて同じ職場にいた3人が思い出話を始める。ところが話は三者三様、記憶は曖昧なもので…。
4)サミュエル・ベケット(1906-1989)『わたしじゃない』『芝居』
訳:高橋康也
演出:新見真琴
『わたしじゃない』
出演:木直子、清藤美智子(本田・佐藤モダンバレエ研究所)
孤独の果てに自分の声を忘れてしまったという「彼女」。行き倒れた「彼女」のことを語るのは、暗闇に浮かぶ、口。
『芝居』
出演:金子あい(オフィスまとば)、藤川恵梨(NLT)、井上倫宏(円)
壺から顔だけ出した、夫・妻・夫の愛人。三つの口はどうやら、生きていた頃の記憶を語っているようだ。芝居を演じるかのようだった、その記憶を。
5)ブライアン・フリール(1929-)『その後の二人〜ソーニャとアンドレイ〜』
訳:吉岩正晴
演出:川口啓史
出演:榛名由梨(町田英子事務所)、金尾哲夫(昴)
モスクワのカフェで、チェーホフの『ワーニャ叔父さん』の登場人物ソーニャと、『三人姉妹』の登場人物アンドレイが出会う。人生と夢を語り合うが、嘘と真の境が見えない。
シアタートーク ※入場無料・予約不要・公演終演次第ロビーにて
A:シェイクスピアから風習喜劇への系譜:荒井良雄、吉岩正晴
B:ピンターは不条理劇か否か:喜志哲雄、林英樹、<進行>吉岩正晴
C:ロンドンに於けるアイルランド演劇:谷岡健彦、川口啓史、<進行>吉岩正晴
D:不条理劇先駆者としてのベケット:岡室美奈子、新見真琴、<進行>吉岩正晴
E:秀作短編研究シリーズの意義:上田美佐子、保科耕一、<進行>佐藤康
F:日英演劇教育の未来:永井多恵子、中山夏織、三輪えり花、<進行>吉岩正晴
スタッフ
企画 | : | 吉岩正晴 |
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舞台監督 | : | 辰巳次郎 |
照明 | : | 株式会社シアタークリエイション 鳥海咲 |
音響 | : | 藤平美保子(T.E.S.) |
宣伝美術 | : | 隆俊作(5Fret) |
票券 | : | 武石駿 |
制作助手 | : | 水野陽子 |
配役協力 | : | 森島朋美 |
制作 | : | 庭山由佳 |
統括 | : | 曽田修司 |
公演日程
2011年3月19日(土)〜27日(日)
19(土) | 20(日) | 21(月) | 22(火) | 23(水) | 24(木) | 25(金) | 26(土) | 27(日) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14:00 | 3)+B | 5)+C | 2) | 4)+D | 1)+E | 2) | 5)+F | ||
17:00 | 2)+A | 4) | 4) | 1) | |||||
19:00 | 3) | 1) | 5) | 3) |
※開場は開演の30分前
チケット(2月7日(月)発売)
一般:2,000円
学生:1,500円
リピーター(一般学生共):1,000円
5作品通し券:6,000円
(全席自由)
[チケット取扱]
社団法人国際演劇協会
チケットお申込み専用Eメール:ititicket@gmail.com
問い合わせ
社団法人国際演劇協会
Tel: 03-3478-2189
Fax: 03-3478-7218
Webサイト:http://www.green.dti.ne.jp/~iti/
Twitter:itijapan
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