シアターΧ舞踏INSTITUT
古関すま子ソロ公演『雪むし』
2011年5月31日(火)
いま、舞踏を再考するのは日本人のあなた。 あなたへ。
2011年、シアターΧカイ と すま子は……
《世界の演劇・舞踊の歴史の中に改めて舞踏を位置づけ、演劇および身体表現について理論と実践の両面から系統的に取り組む》という企画をたてました。
「日本の心身技法」はフランスでは100年以上も前からアルトーやドクルーなどが注目し、グロトフスキ、ブルックなどに引き継がれる大きな流れとなっています。いま改めてワールドワイドな視点から舞踏や日本の心身技法を逆輸入、とまでは言わないにしても捉え返してみては・・・。またもちろん西欧の明晰な構成法にも学びたい。そのことと舞踏自身の提起を合わせて《明晰なる暗黒アカルキ ヤミ》と、この企画を名づけたいと思います。
古関すま子(こせきすまこ)
舞踏家、振付家。東京大学文学部卒。早稲田小劇場、VAVスタジオを経て1977年渡仏。ナンシー演劇祭、アヴィニオン等で注目され、グロトフスキ、Ph.アドリアンらと交流。バロー劇場、コメディー・フランセーズなどで活動する。現在はヨーロッパ活動に加え、駒澤大学、放送大学講師等