『鹿踊りのはじまり』『Never let me go』『Весна и Асура「春と修羅」』『インプロヴィゼーション・シアター やまなし ざしきぼっこの話』

2012年617日(日)

第10回 シアターΧ 国際舞台芸術祭2012


東京ノーヴイ・レパートリーシアター

鹿踊りのはじまり

演出 佐藤誠司 川北裕子
出演 大坂陽子 岡崎弘司 上世博及 小関敦子 天満谷龍生 中澤佳子 南千寿 貝川美恵子 川北裕子 三浦尚子
音響 金子幸代
照明 平野由紀子
制作 中林豊 高瀬くるみ
作品について

童話「鹿踊りのはじまり」を劇化致します。賢治はこの作品についてこう書いています。 「まだ剖(わか)れない大きな愛の感情です。すすきの原の鹿が無心に遊んでいます。」 自然と動物、人間との関係を温かいまなざしで描いたこの作品。 賢治さんの心を感じて頂けましたら幸いです。

プロフィール

ロシア功労芸術家L・アニシモフを芸術監督に、2004年よりレパートリーシアターとして活動中。NOVYI(ノーヴイ)とはロシア語で「新しい」を意味し、芸術の使命を考えるシンポジウムの開催など「200年後の未来のために、今 演劇で出来ること」を合い言葉に新しい芸術活動を展開している。
http://www.tokyo-novyi.com/


木野彩子

Never let me go

構成・出演 木野彩子
作品について

私と私の中にいるもう一人の自分。最愛の妹としこがなくなった後、死の間際まで「銀河鉄道」原稿を直し続け、常にとしことともに生き続けた賢治。あなたはカンパネルラかジョバンニか。そして私は。

プロフィール

札幌生まれ。幼少よりモダンダンスを始める。大学にて舞踊教育学を専攻。 卒業後は牧野京子のもとで学び、ソロを中心に自らの身体と向かい合った作品作りを続けている。「銀河鉄道の夜」をヒントに、ボディワークと対話により映像を制作するプロジェクト「AMANOGAWA プロジェクト」を開始。
http://saikino.blogspot.jp/


ヴィクトル・ニジェリスコイ

Весна и Асура「春と修羅」

出演者 ヴィクトル・ニジェリスコイ(俳優)
助手 横尾けいすけ(立教大学現代心理学部映像身体学科三年生)
翻訳 A.A. Dolin
作品について

今回は「春と修羅」の詩の朗読をもとにパフォーマンスを行う。宮沢賢治の詩の魅力は日本語だけではなく外国語でも出るはずだ。今回はロシア語で「春と阿修羅」からいくつかの詩を朗読する。宮沢賢治の詩のイメージは、夢のようなリアリズム、現代のような比喩、光のある静かさ、永遠まで見通す目線、人間のような星々、創造力を持つ気。。。

プロフィール

1984年、モスクワ生まれ。2001年、マールイ劇場付属のシチェプキン演劇大学に入学。4年生から同大学で舞台動作を教えはじめる。2008年4月より、立教大学の助教として舞台動作を教える。シアターΧパフォーミング・アーツ塾で講師も。2011年シアターΧで「『ものみな歌でおわる』花田清輝原作 ─ かぶきの誕生に関する一考察」を演出。


金星即興楽団+イーハトーヴォα

インプロヴィゼーション・シアター やまなし ざしきぼっこの話

構成 中地雅之
金星即興楽団 古川大 田村靖子 寺田静江 土岐美野 山下美香子 中地雅之
イーハトーヴォα 及川慶太 鈴木晶子 長島沙和 菊池理乃 齋木麻美 杉浦あずさ 立川麻由子
福元綾香 吉田進也 原田裕介 島崎昭之助 仲山愛美
作品について

「やまなし」では、対称的に描かれる<死>と<生>の世界に、<音>と<動き>でアプローチする。「ざしきぼっこの話」では、岩手の<ことば>が持つ調べと色を響かせたい。テクストの変更はせず、音と動きによるImprovisationを行い、賢治の<うた>「牧歌」「星めぐりの歌」を交えて構成する。

プロフィール

<金星即興楽団> 岩手大学音楽科卒業生により1996年に結成、賢治の「セロ弾きのゴーシュ」に因んで命名する。音楽、身体表現、朗読による統合的パフォーマンスを、県内、東京、ザルツブルグ、ミュンヘン、モデナなどで行う。今回は、東京学芸大学音楽科の<イーハトーヴォα>と合同で上演する。


公演日程

2012年6月17日(日)14:30

※開場は開演の30分前

チケット

1,000円
(全席自由)

[チケット申込]
シアターΧ

問い合わせ

シアターΧ

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