『銀河鉄道の夜 博士の45分』『それは 一本みちを行くときに』『アイ』『雨ニモマケズ、風ニモマケズ ―― 魂のうねり』

2012年621日(木)

第10回 シアターΧ 国際舞台芸術祭2012


芸術創造集団シアターコレクティブ・劇詩人加藤道夫第6回企画 賢治交響

銀河鉄道の夜 博士の45分

構成・演出 山本健翔
作曲 ロネン・シャピラ(イスラエル)
出演 三谷昇 川辺久造 佐藤みたま ささいけい子 椿留美子 藤田未来 都筑直美 室井茉里奈
宮絢子 浅田良子 齊藤拓 藤井勝利 佐久間隆行 川原田瑞子 荻原明子 岡野愛
奥野友理奈 布川えりか 吉田恵理子 饗場さやか
作品について

彼岸と此岸を結ぶ賢治の言葉と歌、越境するロネンの音楽を奏でるは声の交響楽団。45分という時間はカムパネルラの父の博士が我が子を捜索する人たちに「もう駄目です」と、その打ち切りを「きっぱり」と云う長さ。その時の間を銀河鉄道が走ってゆきます。

プロフィール

詩の響く劇場を希求した加藤道夫氏の理想を灯とし、山本健翔により劇詩人加藤道夫企画は発足。シアターコレクティブを拠点に加藤氏の薫陶を受けた三谷昇さん、川辺久造さんと『詩の教室』を開催。言葉を失う今、言葉にならない思いを結晶させる詩のちからを信頼した『詩の劇場』をめざします。


PAO COMPANY

それは 一本みちを行くときに

作・演出 田井順子
出演 田井順三 石垣帆乃香
作品について

登場人物は二人の道化。賢治と思しき男と悪魔メフィストフェレス。賢治の時代にも、そして今も形を変え横たわる《まっくらな巨きなもの》・・・絶望感に打ちのめされそうになりながらも、賢治は未来に希望を繋ぐ手立てを見い出す。舞台上に、賢治が望んだ颯爽たる透明な清潔な風を吹かせたいと思う。

プロフィール

魂の奥底に残り続ける言葉がある。その言葉の力を信じて、家族三人で名古屋を拠点に活動を続けている。PAO COMPANYの創り出す、視覚的にも音楽的にも美しい、詩的な舞台空間には定評がある。
http://www.paocompany.com/


グループf

アイ

出演: 松永茂子 花柳かしほ アベレイ
作品について

雨にも負けて、風にも負けて……現代人の儚さと飢餓の中からこぼれ落ちたアイを見つけ出すことができるか…? 「アイ」は愛、哀、相,会、Iといった意味に変容し、希望と絶望が隣合せに葛藤する世界を現代舞踊、日本舞踊、ボイスの表現で賢治の世界に遠回りしながら近づく……

プロフィール

三人の構成メンバーにより新しいコラボレーションを模索しているグループ。構成メンバーは松永茂子:(現代舞踊家)、花柳かしほ:(日本舞踊家)、アベレイ:(ボイスパーフォーマー)。2006年より年2〜3回のスタジオパーフォーマンスを行い続け、現在に至っている。主な代表作は『少し南へ』『黄色い霜』。


東京ダンスシード

雨ニモマケズ、風ニモマケズ ―― 魂のうねり

作・構成・演出 居上紗笈 SAOI INOUE
ライブ出演 凡淡水 Bon Tan Sui(映像、自作楽器演奏。環境日常音作曲)
映像提供 加藤英弘 Hidehiro KATOU
ハンク ブル Hank Bull、PUCK
美術 フリオ E ゴヤ Julio E Goya「ヒトガタ2」
出演 居上紗笈 SAOI INOUE 居上紗芽SAGA INOUE
黒子出演 藍木二朗 JIRO AOKI(傷ついた男)
馬渕正子 MASAKO MABUCHI(ふるえる女)
使用音楽 ロドリゴ ガブリエラ「ORION」
瀬木貴将「イルシオン」
作品について

今回は素粒子の基本概念から(+)(ー)(0 合 あるいは不確定)で構成される。人類の原風景、光の子、傷ついた男、ふるえる女、ヒトガタ、雨-風に向かう男、乱反射、内部の滲み出た映像、街の音など------デュシャン、アルトー、ルーセル、ベンヤミンに導かれて。

プロフィール

ダンスパサージュ 居上紗笈が率いる集団で、今回が記念の第1回目。専門分野で活動するアーティストを公演ごとに募り、1度きりの即興コラボレーションと、台本による再演可能とにより新たな地平をめざす。分かりやすい作品でありながら、高度なダンス技術、アートとのコラボによって既成のダンス作品とは違った総合舞台芸術を創造する。シードとは、種をまく。根源の意。
http://web.me.com/omphalos_01/


公演日程

2012年6月21日(木)19:00

※開場は開演の30分前

チケット

1,000円
(全席自由)

[チケット申込]
シアターΧ

問い合わせ

シアターΧ

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