シアターΧ本物の『俳優修業』シリーズ
鎮魂の ことば としての『平家物語』
2013年4月29日(月)
能塾「語りの宇宙」発表会
構成・演出 笠井賢一
古代から中世へと時代が大きく転換していく時代、それは貴族の時代から武士の時代への変革期でもあった。
武家でありながら、貴族化することで、わずか数十年で権力の頂点を極めた平家が、源氏に滅ぼされ、源頼朝による武家政権が樹立された。
歴史の節目の源平の戦いから叙事詩『平家物語』が産み出された。
ここにはその時代を命を賭して生き、死んだ人々への鎮魂の深い思いが込められている。
世阿弥はこの物語から夢幻能を創作し以来日本の演劇、能・狂言から浄瑠璃・歌舞伎の重要な題材となった。
このたびの発表は能塾『稽古照今−伝統と現代』の第二期として日本の演劇の根幹である「語り」に焦点をあて『平家物語』による物語る演劇の現代演劇としての可能性を発見するためのものである。
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出演
壱岐照美 石川幸代
岩崎メリー 宇佐美雅司
川田小百合 坪井美香
戸室加寿子 松井大典
宮坂公子 八田部鉄
渡部美保
音楽
設楽瞬山(尺八・能管)
橘政愛(打楽器・楊琴)