花田清輝研究会
『花田清輝的映画の見かた・考えかた…part.2』
2013年9月2日(月)〜4日(水)
花田清輝シリーズ2013 みんなが発言する会
花田清輝歿してはや39年。だが、そんなことはどうでもいいのだ。いまここで選ばれた映画をみて、最高の芸術こそが大衆芸術と知る。 共同制作の記録芸術がいかに現代を腑分けするものか!そこで能動的に身を乗りだすとき、いくぶんか われらが花田清輝なのだから。 (小沢信男)
お話:小沢信男(作家)・木下昌明(映画評論)・白石征(演出家)・西田敬一(サーカス制作)
『街の灯』(1931年アメリカ映画)
9月2日(月)19:00
喜劇映画の傑作を上げろといえば、チャップリンの映画が浮かぼう。どれが一番面白いかといえば、正真正銘この一本だ。 ブルジョアの二面性を暴いたこの映画―チャップリン喜劇の神髄ここにあり! 特にラストシーンの絶妙で残酷なこと!議論になろう。
『基地の問題』
9月3日(火)19:00
現在の社会において「なぜ戦争が必要か」、それで基地はどのような役割をはたしているのか、その諧謔の精神にみちた映像を参考にしながら話し合う。
『日曜日には鼠を殺せ』(1964年アメリカ映画)
9月3日(水)19:00
「風粛々として、ピレネー寒し。壮士一たび去って、また還らず」 ―スペイン内乱の敗北から二十年。かつてのゲリラ隊長が、亡命人生の落日を前に、再び銃を手に国境を越える。 遊侠田さながらの名調子で花田清輝が映画批評に取り上げたこのスペイン戦争の後日譚は、熾烈な男の闘いを記録するフレッド・ジンネマン監督の「末期の眼」が冴えわたる渾身の一作である。