Χカイレパートリー劇場
『ROSE ローズ』
2013年12月16日(月)
W・ローズ+シアターΧ 共同企画
2012年11月、ブレヒトの芝居小屋で本邦初演されたW・ローズの『ROSE』が新たなスタッフを得て、シアターΧに蘇ります。
しかも月一回のレパートリー作品として。
80歳の女性が木製のベンチに腰掛け、波乱に満ちた生涯を静かに語りだす……。
旧ソ連のユダヤ人集落に生まれ、兄を慕ってポーランドに。そこにナチスがやって来る。
ゲットーでの生活、戦後はパレスチナを目指してエクソダス号に乗り、その船上での出会いは彼女をアメリカへと導く……。
『BENT』で知られるマーティン・シャーマンの1999年の作品。
ユダヤの古い習慣「シヴァ」。故人を思い、語り、笑い、泣く一週間の儀式。
それを一人行う女性の言葉は、決して声高ではない。
けれどもそこから、ローズはじめ登場人物一人ひとりが浮かび上がる。
W・ローズ
東京演劇アンサンブル所属の女優、演出、プロデューサーの志賀澤子が本作『ROSE』上演のため立ち上げた演劇ユニットです。
志賀澤子
俳優座養成所11期卒業後、1962年東京演劇アンサンブル所属、現在はブレヒトの芝居小屋を拠点に、女優・演出家・海外公演プロデューサー。
『母』ペラゲーア・ウラーソワ、『沖縄』秀、『かもめ』アルカージナ、『4っの肖像』4人の母たちなど様々な役を演じてきた。
演出は『FEN−沼地』『マイという女』『アンティゴネ』『僕はエルサレムのことを話しているのだ』など。
脚本『食卓のない家』で文化庁創作戯曲賞佳作を受賞。
文化庁在外研修でイタリア・ミラノに学ぶ。NY、モスクワ、ロンドン、ウラン・ウデ、ローマ、ハノイ、ソウルなど海外公演を実現した。
ハノイ、ソウルなど海外公演を制作、主演。
2013年には、キシノウ、シビウ国際演劇祭に参加。
スタッフ
作 | : | マーティン・シャーマン |
---|---|---|
翻訳 | : | 堀真理子 |
演出 | : | W・ローズ |
照明 | : | 大鷲良一 |
音響 | : | 内田誠 歌野美奈子 |
演出助手 | : | 三由寛子 渡部美和 清水ひかる |
宣伝美術 | : | 奥秋圭 |
制作 | : | 高橋俊也(Theatre-Theater) |
キャスト
志賀澤子