Χカイレパートリー劇場
サミュエル ベケット『ソロ』
2014年4月3日(木)〜8日(火)
劇団マウスオンファイア アイルランドから2013年に引き続き、再来日公演!
ベケットが演劇でやりたかったこと
『わたしじゃない』 Not I
暗がりのなか口だけが浮かんで見え、月たらずで生まれた女性が闇に入った(つまり死んだ)とたん言葉がとめどなくでてくるようになったと語る。
せりふは非常に速いスピードで、観客の知性ではなく神経に働きかける。
『モノローグ一片』 A Piece of Monologue
白髪の老人が三人称でゆっくりと自分の人生を語るうち、言葉は少しずつ切り詰められ経験は必要最低限のものとなる。
過去は痛々し過ぎて安住できず、現在は逃れたくてたまらず、将来は耐え難いほど遠くに思われる。
『クラップの最後のテープ』 Krapp's Last Tape
69歳の誕生日、クラップは毎年恒例にしているテープの録音にとりかかる。ベケット自身が経験した両親の死、酒や女たち、作家としての行き詰まりなど…が、老いてみじめな現実を語る自分が情けなく録音を中止する。
公演日程
2014年4月3日(木)〜8日(火)
3(木) | 4(金) | 5(土) | 6(日) | 7(月) | 8(火) | |
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14:00 | ○ | ○ | ○ | |||
19:00 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワークショップ
6日アフターミーティング終了後18時から、ワークショップを行います。 テキストは、多和田葉子作『動物たちのバベル』で2013年夏に上演した際の日本人出演者たちとの共同作業。劇場舞台・観覧自由(無料)