劇団キンダースペース
『新「復活」〜ネフリュードフとカチューシャ〜』
2015年2月4日(水)〜8日(日)
劇団キンダースペース第36回公演
創立30周年記念公演 第一弾
大正二年、教え子であり女優の松井須磨子との仲が抜き差しならないものになっていた島村抱月は、恩師、逍遥に背き、新劇を学究・研修の対象から、興業として自立する公演に育てる、との志しのもと、賛同する仲間たちと芸術座を創立しました。 しかし経済的な困窮は迫り、文字通り、第三回公演、トルストイ原作の「復活」を集団と自らの命運をかけ上演したのです。 これを当時の大衆は圧倒的に支持しました。 何がそれほど日本人の心情をうったのでしょうか。 この公演で成功を収めた芸術座は、わずかその四年後、抱月の病死と、須磨子の自殺で幕を閉じます。 私たちの「復活」は、もちろん、当時の上演を再現しようとするものではありません。 ただ、日本人にとっての近代、その底にある混迷に光を当てようとするものです。
あらすじ
貴族ネフリュードフは19歳の時、叔母の家で働くマースロワ(カチューシャ)と出会い恋に落ちた。 三年後、彼は社会に出て変貌している。再会の時、カーチャと関係を持つが、その仲は戯れだったと自覚した彼は彼女から去る。 カーチャは私生児を産み、生活の困難から娼婦にまで落ちぶれる。 十年後、二人は裁判所で陪審員と被告で再会する。ネフリュードフはカチューシャを救おうとするが、それは同時に失ったかつての自分自身を取り戻すことであった。 留置場でカチューシャは彼を拒絶する。 カーチャはシベリアに送られ、ネフリュードフは彼女を追う。シベリアで二人は和解する。 が、カチューシャはネフリュードフを愛しながらもシベリアで生きることを選び、ネフリュードフもまた、新たな人生を歩み始める。
スタッフ
原作 | : | トルストイ |
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構成・脚本・演出 | : | 原田一樹 |
音楽 | : | 和田啓 |
翻訳・考証 | : | 内田健介 |
照明 | : | 篠木一吉(創光房) |
音響 | : | 浦崎貴(ワンダースリー) |
音響オペレーター | : | 三枝竜 |
衣裳 | : | 鳥居照子 |
小道具 | : | 高津映画装飾(株) |
舞台監督 | : | 村信保 |
キャスト
瀬田ひろ美 小林もと香
古木杏子 深町麻子
大桑茜 秋元麻衣子
榊原奈緒子 平野雄一郎
森下高志 伊藤勉
川野誠一 吉澤恒多
荒牧大道 林正宗
松村千絵 上野彩
公演日程
2015年2月4日(水)〜8日(日)
4(水) | 5(木) | 6(金) | 7(土) | 8(日) | |
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14:00 | ○ | ○ | ○ | ||
19:00 | ○ | ○ | ○ | ○ |
※開場は開演の30分前。
チケット
前売:4,000円
当日:4,500円
ペア:7,500円
養成所割引:3,000円(大学・専門学校・演劇養成所生)
学生割引:2,000円
(日時指定・自由席)
[チケット申込]
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問い合わせ
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