シアターΧ 能塾

音楽劇『賢治曼荼羅』

2016年512日(木)

賢治とトシの生と死


シアターX能塾では昨年7月に上演し好評を博した 音楽劇 『賢治曼荼羅』の再演。 賢治の生まれた年にあった三陸大津波を描いた衝撃的な文語詩「流れたり」全編をプロローグとした。

宮沢賢治の最初の童話「双子の星」と「蜘蛛となめくじと狸」。 「双子の星」には「信仰をひとつにするたった一人の道連」である妹のトシとの賢治の関係が投影され、「蜘蛛となめくじと狸」のなかに溢れる諧謔、風刺、寓意性には、動物も人間も対等の生き物として自然の営みの中で、残酷な生と死の相を余儀なく生きているという賢治の生物観がある。 この2作品には賢治の生涯のテーマが刻印されている。 賢治とトシの生と死を「永訣の朝」や「眼にて云う」をはじめとする詩と、賢治の年譜によって構成。 これに土や木や金属のパーカッションを自在に操る橘政愛と古代の土笛・尺八・能管を吹く設楽瞬山の演奏による賢治作詞作曲「星めぐりの歌」や「剣舞の歌」や、佐藤岳晶により新たに作曲された賢治の詩がちりばめられた音楽劇。


スタッフ
構成・演出 笠井賢一
音楽 吹き物 設楽瞬山
音楽 打ち物 橘政愛
キャスト

宇佐美雅司 梅澤泰子
大谷ひかる 本庄由佳
前田恵美子 松井大典
みつかよしあき 宮坂公子
八田部鉄


公演日程

2016年5月12日(木)14:00/19:00

チケット

1,000円
(全席自由)

[チケット申込]
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問い合わせ

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