シアターX 詩のカイ
『詩は生き延びるよすがとなるのか』
2020年11月30日(月)
マンデリシターム、アフマートワ、石原吉郎、その他
あらゆる芸術の根幹にある「詩」を知り、「詩」を考える
詩について改めて考えるとき、それを単に「何かを伝える言葉」、「メッセージ」として捉えるのではなく、詩が世界の中でどのように「ある」のかを見ることが大切なように思われます。詩が書かれ、そして読まれるには、そのための「空間」が必要ですが、それはどのようなものなのでしょうか? そうした詩の「あり」方を、ここではソ連の強制収容所という、ある意味では特殊な、しかし他方では20 世紀という時代を象徴するとも言える事例を出発点に、収容所と直接関わりを持ったロシアと日本の詩人たちを通して考えてみたいと思います。
講師 斉藤毅(ロシア文学者)(さいとう・たけし)
大妻女子大学他、非常勤講師。専門はロシア文学・文化。
共著に『他者のトポロジー――人文諸学と他者論の現在』(書肆心水)他。 訳書にマンデリシターム『言葉と文化――ポエジーをめぐって』(水声社)他。
詩のカイ
企画:シアターX 港の人
「詩のカイ」は継続して開催し講演 対話 朗読 パフォーマンスなど 詩のIN THE BOX 的に 行ないます。