シアターX 詩のカイ
『詩人:平出隆「詩と数学の接続」3』
2022年1月17日(月)
あらゆる芸術の根幹にある「詩」を知り、「詩」を考える
あらゆる芸術の根幹にある「詩」を知り、「詩」を考える
平出隆さんは、詩や散文、批評のみならず、装幀、印刷、展示などさまざまな形態で、ご自身の詩学を深めてこられた稀有な詩人です。多くの詩書はもとより、長年にわたって積み重ねられてきた美術家との対話より見出された「言語と形象の谿」、書物の物質性に目を凝らすことによって立ち現れる「空中の本へ」などの探究において、私たちをポエジーのはるかな根源へと導く道筋を示してくださいました。そして2020年12月におこなわれた「平出隆 最終講義= 展 Air Language program」においては、詩と数学の接続を新たに提示なさいました。歩みを止めることのない、平出さんの詩学の「いま」を語っていただきます。
講師 平出隆(ひらいで・たかし)
詩人、散文家として、数々の詩書を刊行。
国際的ベストセラー小説『猫の客』の著者。多摩美術大学名誉教授。
2020年「平出隆 最終講義= 展 Air Language program」(多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー1F+図書館ラボラトリー)、2018年「言語と美術──平出隆と美術家たち」展(DIC川村記念美術館)など、美術館やギャラリーでの展示をつづけて行い、みずからのデザイン・写真・印刷による書簡形態の本 ≪viawwalnuts≫ 叢書や ≪ppripo≫ そして≪unapo≫ という葉書のシリーズを書物論として展開中。大江健三郎により「詩の側から散文の新しいスタイルを生み出す詩人」ともされる。
詩のカイ
企画:シアターX 港の人
「詩のカイ」は継続して開催し講演 対話 朗読 パフォーマンスなど 詩のIN THE BOX 的に 行ないます。