演劇集団円
『ペリクリーズ』
2023年3月1日(水)〜8日(水)
運命の女神、あれだけ痛い目に遭わせながら、最後に立ち直る望みを残しておいてくれたのか…
過酷な運命に絶望しながらも奇跡によって生かされるペリクリーズ
1976年 演劇集団円によって初めて日本に紹介された『ペリクリーズ』。
2023年 中屋敷法仁を演出に迎え、人生の流転をあまたの起伏で彩ったロマンス劇に再び挑む!
演劇集団円が2023年最初の公演に選んだのは、シェイクスピア後年に描かれたロマンス劇の始まりと謂われる『ペリクリーズ』です。
演出はシェイクスピア劇で新機軸を打ち出してきた「柿喰う客」の中屋敷法仁。遡る3年前、中屋敷氏と初めての仕事となる『ジュリアス・シーザー』がコロナにより公演中止に。
再開を果たす2023年、演目も新たによどみない喪失と再生の物語『ペリクリーズ』に挑みます。
ドラマの中の人間たちが出会う厄災と奇跡の連続は単なる寓話でなく、現代社会を迷い生き抜く観客に大きな勇気を与え、ささやかな希望の灯をともします。
シェイクスピアが書き残した時代から留まることのないメッセージをここに届けます。
アンティオケの大王の娘に求婚したツロの大公ペリクリーズは、父娘のおぞましい関係を見抜き、命を狙われ国外へ逃亡する。その船旅で嵐に遭い、打ち上げられたペンタポリスで国王が主催する槍の試合に勝利し、国王の娘サイサと結婚する。やがてペリクリーズは故郷ツロへ身重のサイサと帰航するも再び嵐に襲われる。船上でサイサは娘を出産するが命を落とし、その亡骸は海に葬むられる。棺はエペソスの海岸へと流れつき、その町の貴族セリモンによってサイサは命を取り戻す。傷心のペリクリーズは、生まれた娘マリーナを旅先で太守クリオン夫妻に託しツロへと戻る。14年の歳月が流れ、美しく教養ある娘に成長したマリーナをクリオンの妻は妬み殺害を計画する。しかしマリーナは寸でのところで誘拐され、ミティリーニの街の売春宿に売られてしまう。娘との再会を心待ちにしていたペリクリーズはクリオンから娘が亡くなったと聞かされる。その頃、売春宿ではマリーナの説教が不思議と客を惹きつけ、改心させると評判になっていたが、太守ライシマカスも心惹かれたひとりであった。妻だけでなく娘までも失ったと絶望するペリクリーズはライシマカスの計らいでマリーナと対面する。心を閉ざしていたペリクリーズだが彼女の身の上話を聞くうち、生き別れた娘だとわかる。再会に歓喜するペリクリーズの前に女神が現れ自分の神殿に行けと告げる。導かれるまま辿り着くと、そこで待っていたのは死んだはずの妻サイサであった。
スタッフ
作 | : | W・シェイクスピア |
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翻訳 | : | 安西徹雄 |
演出 | : | 中屋敷法仁(柿喰う客) |
美術 | : | 乘峯雅寛 |
照明 | : | 佐々木真喜子 |
音響 | : | 藤田赤目 |
衣裳 | : | 西原梨恵 |
ステージング | : | 中村蓉 |
舞台監督 | : | 清水義幸 |
演出助手 | : | 宮田清香 |
宣伝美術 | : | チャーハン・ラモーン |
制作 | : | 桐戸英二 松田みず穂 |
キャスト
藤田宗久 磯西真喜
上杉陽一 石井英明
玉置祐也 石原由宇
清田智彦 相馬一貴
杉浦慶子 大橋繭子
新上貴美 友岡靖雅
古賀ありさ
公演日程
2023年3月1日(水)〜8日(水)
1(水) | 2(木) | 3(金) | 4(土) | 5(日) | 6(月) | 7(火) | 8(水) | |
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14:00 | ☆ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
19:00 | ★ | ● | ● | ● |
※開場は開演の30分前。
※★:プレビュー/☆:アフタートーク有/●:夜割り
チケット
一般:5,500円
プレビュー:4,800円
夜割り:5,000円
学生:3,500円
(全席指定)
[チケット申込]
チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード:517-403)
イープラス
カンフェティ
0120-240-540(平日10:00〜18:00)
演劇集団 円
問い合わせ
演劇集団円
TEL:0422-29-8135
FAX:0422-29-8140
Webサイト:http://www.en21.co.jp/