「劇団 嘉願」×「THEATRE ATMAN」

『デカルコマニー』

2023年823日(水)

韓国の芸術創作集団:嘉願(Gawon) が日本初上陸!

ある日、深々と隠しておいた私の見慣れない顔が私に話しかけた。

2021年に韓国で好評を博した舞台の日本で初上演。 タイトルの「デカルコマニー」とは人の隠された内面、裏側に存在するもう一つの顔を表している。 残酷化する青少年犯罪。それは果たして彼らだけの過ちなのか? 彼らにとって少年保護処分は毒なのか? 彼らは誰から審判を受けるべきなのか? もし全ての人間が罪人ならば、誰も罪を裁く資格はないのではないか…。 人は皆、被害者でありながら同時に加害者になり得る。 被害と加害、善意と悪意、復讐と赦しの境界を彷徨う人々の姿を描き、 誰のために?何のために? 人は真実と虚構の間 を行き交いながら生きるのかを問う、極めて本能的な作品である。

ストーリー

満20歳の誕生日を迎えたインボム(自身はソクホだと言っている)は、ついに車椅子から立てるようになった。ひき逃げ事故による記憶喪失で、これまでリハビリだけの生活をしてきた彼にとっても、そして手厚い看病をしてきた母:ミン・ジスクにとってもこの日は特別な日となった。
一人息子を大切に育てて来た母:ミン・ジスクは「第2の人生」を生きられることになった息子のために誕生日パーティーを開く。が、インボムがケーキの蝋燭を消した瞬間に記憶が途絶え、気が付いた時には母を殺した犯人となっていた。彼が覚えているのは“happy birthday to you”という母の言葉だけだった…。
取り調べを行うジュ刑事から衝撃の事実を告げられ戸惑うインボミ。母殺しの冤罪と刑事たちの話にインボミはパニック状態に陥る。そんな中、次第に昔の記憶が思い出せそうで思い出せないまま、取り調べが続いていく。

劇団嘉願(Gawon)とは

2016年3月に韓国・加泉大学舞台芸術学科卒業生によって設立された創作集団である。舞台芸術を通じ現代の洞察と新たな舞台芸術の隆盛に貢献することを目的とし、特に、新進気鋭のアーティスト活動を支援することで、将来の韓国舞台芸術を担う人材の育成に努めている。韓国の演劇芸術の発展と現代演劇の正しい社会的役割のために創作公演を行う創作集団である。

スタッフ
チョン・ギョンジン
演出 イ・ジェソン
企画 ホン・ソクファン
出演

カン・ヒジュン
チョン・ウィガプ
イ・ハナ
クォン・ジンワン
ほか

公演日程

2023年8月23日(水)19:00

チケット

前売:4,500円
当日:5,000円

[チケット取扱]
カルテット・オンライン

問い合わせ

THEATRE ATMAN
Eメール:atman.230823@gmail.com

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