有馬銅鑼魔50回記念公演を何とか無事に終えて半年間休みました。 そして自分の中に新しい渇えが生まれるのを待ちました。今回上演する谷崎潤一郎「母を恋うる記」は私の心情ともリンクする、以前から気になっていた作品です。初めてエイコに芝居の中に登場してもらう冒険作です。私の中で期待と不安とが同居する野心作です。
そして今回シアターΧを支える宇佐美さんに「刺青」を語って頂きます。彼は私がシアターΧに出演するようになってからずっと気になっていた役者です。力を合わせて谷崎の流麗な文体とエロチシズムが満ちた世界に挑戦します。どうぞご期待ください。
有馬眞胤