シアターΧメールレター2005年12月3日号
●第22回名作劇場『救ひ』『雪ごもり』
●『秀作短編作品研究シリーズ』フランス編
●公演・企画情報
『12.9 1980』 劇団Q 12月2日〜4日
『第11回成道会チャリティ演芸会』回向院 12月8日
『アメイジング・グレイス』 J’s倶楽部 12月9日〜11日
『音楽塾』12月11日
■■ 第22回名作劇場『救ひ』『雪ごもり』 ■■■■■■■■■■■■■
シアターΧ名作劇場も、今回で第22回を迎え、通算45作品となります。
水守亀之助(1886〜1958)の「救ひ」、田村秋子(1905〜1983)の2作品
共初演の舞台です。
「救ひ」は1924年11月「演劇新潮」に発表され長い間埋もれていたわけで
すが、演劇関係者の間でも水守亀之助という名前を知っている人は無いので、
これも名作劇場の中に組み込むことのできるのは幸いと思います。
水守亀之助は、120年程前に、今の兵庫県相生市に生れ、医学修業を目指し
勉学しましたが、さまざまな苦難によって断念し、上京後いくつかの出版社の
編集業務に携わり、徳田秋声、中村武羅夫、国木田独歩、正宗白鳥、眞山青果、
加藤武雄、川端康成などを知るところとなり、次第に本人も小説や戯曲に手を
染めるようになりました。
発表された戯曲がなんと17点もあるのは驚きで「救ひ」は、その15本目と
いうことで、彼が40歳のときの作品です。古くさい人間関係と思う人がある
かも知れませんが、人間の弱さ、愚かさはいつの世にも存在するもので、
今から82年前に想いを寄せていただきたいと思います。
(次号へ続く)
川和孝(名作劇場 演出)
公演詳細はこちら
http://www.theaterx.jp/06/060131.shtml
チケット申込はこちら
http://www.theaterx.jp/ticket.html
■■ 『秀作短編作品研究シリーズ』フランス編 ■■■■■■■■■■■
これまで上演されなかった海外の秀でた現代戯曲を国際演劇協会(ITI)が
日本初演する『秀作短編作品研究シリーズ』。
シリーズ第1回目にあたる2006年3月は、フランスで新しい演劇言語を
探求する作家たちの作品を取り上げます。シアターΧ提携のもと実力派の
新進演出家・俳優を起用、さらに演出家や来日劇作家によるシンポジウムや
ワークショップも予定しており、このフェスティバルからは毎日目が離せ
ません。
日程:2006年3月14日〜31日
概要はこちら
http://www.theaterx.jp/06/iti.shtml
■■ 公演・企画情報 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2005年12月2日(金)〜4日(日)
『12.9 1980』 劇団Q
[日程]2005年12月4日(日)14時・19時
[チケット]3,500円(全席自由)
http://www.theaterx.jp/05/051202.html
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2005年12月8日(木)
『第11回成道会チャリティ演芸会』回向院
[日程]2005年12月8日(木)18時
[チケット]2,000円(全席自由)
http://www.theaterx.jp/05/051208.html
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2005年12月9日(金)〜11日(日)
『アメイジング・グレイス』 J’s倶楽部
[日程]2005年12月9日(金)19時/10日(土)15時・19時/11日(日)15時
[チケット]前売:3,000円/当日:3,500円/ペア:5,000円(全席自由)
http://www.theaterx.jp/05/051209.html
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第38回『音楽塾』クラシック音楽の名盤をLPで、劇場空間にて聴く!
バッハのピアノ協奏曲第1番とモーツァルトを結ぶもの
[日程]2005年2005年12月11日(日)19:00〜
[参加費]2,000円
http://www.theaterx.jp/ws/ongaku2.html
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第38回『チェーホフ研究会』
「チェーホフの時空」講師:児島宏子
[日程]2005年12月25日(日)14:00〜
[参加費]無料(会員外は500円)
http://www.theaterx.jp/ws/chekhov.html
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