シアターΧメールレター2006年4月4日号
□目次
●中国演劇ヴィジュアル講座の第1回「新時期」話劇
●公演・企画情報
中国演劇ヴィジュアル講座 第1回「新時期」話劇 4月9日
『ヘ・ン・シ・ン 』シアターモーメンツ 4月14日〜16日
『祝砲』コメディ オン ザ ボード 4月18日〜23日
『あとから生まれるひとびとに−声の漬物・II・Brecht−』4月27日
■■ 中国演劇ヴィジュアル講座の第1回「新時期」話劇 ■■■■■■■
中国演劇ヴィジュアル講座の第1回は、今後のイントロダクションとして、
「新時期」の話劇(現代劇)を概観します。「新時期」というのは、文化
大革命終結(1976年)以降、すなわち改革・開放の時代を指す言葉です。
1970年代末には文革批判や当時の社会問題をテーマとする大量の新作話劇
が現れました。また、同時期には老作家の名作劇の再演、および外国劇の紹介
も盛んに行われています。1980年代の中ごろに流行した「探索劇」(実験的
演劇)は、硬直したリアリズム一辺倒だった中国話劇に新風を吹き込みま
した。1980年代の後半には、「探索劇」の衝撃を経て進化した、深みのある
リアリズム系の演目も登場しています。1990年代は、ひとことで言って
「演出家の時代」です。個性ある演出家が演劇製作をリードする傾向が顕著に
なりました。外国劇の上演においても演出家の独創性が重視されています。
1990年代以降は劇団の改革が進みました。話劇上演の中心地は北京と上海
ですが、この二大都市以外の地域でも特色ある演目が生み出されています。
以上が「新時期」話劇のおおまかな流れです。講座では各時代の各傾向を
代表する作品の映像を見ながら、理解を深めていただきたいと思います。
(飯塚容・中央大学教授)
http://www.theaterx.jp/ws/china.shtml
■■ 公演・企画情報 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2006年4月9日(日)
中国演劇ヴィジュアル講座 第1回 「新時期」話劇
[日程]2006年4月9日(日)14時
[参加費]1,000円(資料代含む)
http://www.theaterx.jp/ws/china.shtml
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2006年4月14日(金)〜16日(日)
『ヘ・ン・シ・ン』シアターモーメンツ
[日程]2006年4月14日(金)19:30/15日(土)14:00・19:30/16日(日)14:00
[チケット]前売3,000円/当日3,300円/学生2,000円(日時指定・全席自由)
http://www.theaterx.jp/06/060414.shtml
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2006年4月18日(火)〜23日(日)
『祝砲』コメディ オン ザ ボード
[日程]2006年4月18日(火)19時/4月19日(水)19時/4月20日(木)14時・19時
/4月21日(金)19時/22日(土)14時・19時/23日(日)14時
[チケット]前売4,000円/当日4,300円
http://www.theaterx.jp/06/060418.shtml
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2006年4月27日(木) 詩の通路 第1回プロデュース公演
『あとから生まれるひとびとに−声の漬物・II・Brecht−』
[日程]2006年4月27日(木火)19時
[チケット]前売3,500円/当日4,000円/学生2,500円/18歳以下2,000円
http://www.theaterx.jp/06/060427.shtml
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第41回『チェーホフ研究会』
「チェーホフ晩年の戯曲の喜劇性とドラマツルギー」講師:上村与四郎
[日程]2006年4月22日(土)14:00〜
[参加費]無料(会員外は500円)
http://www.theaterx.jp/ws/chekhov.html
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第43回『音楽塾』クラシック音楽の名盤をLPで、劇場空間にて聴く!
モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」とヴァイオリン協奏曲第4番
[日程]2006年5月21日(日)19:00〜
[参加費]2,000円
http://www.theaterx.jp/ws/ongaku2.html
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