シアターΧトップ2007年公演情報>『リタ・ジョーの幻想』

『リタ・ジョーの幻想』

メープルリーフ・シアター 7月5日〜8日

カナダ現代演劇祭2007

1960年代のカナダ。西海岸のある町の法廷を中心に進行する。 被告席には若いカナダネイティブインディアン女のリタ・ジョーがいる。 判事の尋問のあいだ、リタの回想は限りなくふくらむ。
あるときは故郷の部落での懐かしい日々であったり、あるときは町にでてからの辛く惨めな暮らしだったり。 浮浪罪、盗み、売春とリタの罪名は次々に増えてゆく。 だが、判事にどんなに諭されてもリタにはその罪の意識が確かなものとしては存在しない。 文明社会の価値観が、自然のままに生きてきた彼らネイティブ達のそれとすれちがい、気がついたときは彼らは「保護」される存在になっていた。 そのことに気付き、反抗が始まったとき、新たな悲劇が訪れる・・・

インディアンの魂の叫びより

我々は昔、自分の土地で幸せに暮らしていた。 さほど腹を空かせる事もなく、2本の足で歩くものは皆、一緒に親戚の様に暮らしていた。 我々の他の者も、満ち足りて暮らしていたんだ。 ところが、白人達がやってきた。 彼等はいくつもの狭い土地に我々を押し込めた。 4本の足で歩く者たちも、別々の狭い場所へと追いやった。 土地は今もどんどん狭くなっていく。 大地を削りながら流れる洪水のように、白い連中が押し寄せてくる。 その水は嘘と欲で濁りきっている。

スタッフ

ジョージ・リガ
吉原豊司
演出 貝山武久
美術 滝善光
照明 増田隆芳(ブライト)
音楽監督 泉拓允
音楽 西野萌
音響 小原木克郎
衣裳 香村亜樹
舞台監督 廻博之
制作 メープルリーフ・シアター
制作協力 オフィス樹

キャスト

内藤安彦(民芸)
小金井宣夫
泉拓允(ヴォーカル)
麻志那恂子(文学座)
大森暢子(メープルリーフ・シアター)
坂口火菜子(メープルリーフ・シアター)
ダニエラ・ムドリアク
ネリダ・ランド
羽田昌義(S&Dプロモーション)
嶋和貴(S&Dプロモーション)
松下世緒(スープレックス)
松木平剛敏(グッドエイジシアター)
篠原安治(グッドエイジシアター)
宮平安春
坂本龍祐
ほか

公演日程

2007年7月5日〜8日
  5(木) 6(金) 7(土) 8(日)
14:00 
19:00  

チケット(6月3日前売開始)

前売:4,000円
当日:4,500円
学生:3,000円
(全席指定)
フェスティバルチケット(カナダ演劇祭参加作品をすべて観劇できます)
前売:10.000円(イープラスのみ扱い・6月10日発売)

[チケット取扱]
チケットぴあ
0570-02-9988
オフィス樹
03-3977-7290

問い合わせ

メープルリーフ・シアター
Tel/FAX:049-281-3173
E-mail:tak-kaiyama@r2.dion.ne.jp
Webサイト:http://www.geocities.jp/mapleleaftheatre1/
このページのトップへ