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ヴィトカツィ研究会
2017年6月14日(水)
コミューンΧ(シアターΧ2階)
20世紀初め中欧ポーランドの前衛芸術家
『S・ヴィスピャンスキの藝術とそのインスピレーション』
ロマン主義を簡単に総括した後、画家であることと劇作家であることを両立した最初の藝術家としてヴィトカツィやカントルに近く、彼らも実際お手本とした人物、スタニスワフ・ヴィスピャンスキ(Stanislaw Wyspianski, 1869-1907)に焦点を当てます。
20世紀ポーランドを代表する戯曲と言われた『婚礼』(1901)はアンジェイ・ヴァイダ(ワイダ)によって映画化されてもいます。
ヴィスピャンスキはまた、舞台装置や舞台衣装をデザインしたという意味でも、20世紀ポーランド演劇を考えるうえで重要です。
講師:関口時正(翻訳家・東京外国語大学名誉教授)
スタフスワフ・イグナツィ・ウィトキェーヴィチ(Stanislaw Ignacy Witkiewicz)
作家・劇作家・画家・美学者・評論家。
代表作は『母』『水鶏』『狂人と尼僧』『秋への別れ』など。
ブルーノ・シュルツ、ヴィトルド・ゴンブロヴィッチと共に“ポーランド前衛三羽烏”と称される。
日程
2017年6月14日(水)19:00『ロマン主義―最終回』
次々回:『新ロマン主義―ヴィスピャンスキ』
参加費
一般:1,000円
お申し込み・お問合せ
今までの内容
予告の集い(2016年6月7日) 『秋の別れ』上映
第1回(2016年7月14日)『ヴィトカツィ再入門』(20世紀初め中欧ポーランドの前衛芸術家)
第2回(2016年9月14日)『ヴィトカツィの先輩たち、…ポーランド文学史のおさらい―アダム・ミツキェーヴィチ(1)』
第3回(2016年11月30日)『ヴィトカツィの先輩たち、…ポーランド文学史のおさらい―ポーランド・バラードの世界』
第4回(2017年2月8日)『物語とメシアニズム』
第5回(2017年4月12日)『水鶏(くいな)』上映