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能研究会
2016年11月15日(火)〜2017年1月24日(火)
火曜日/全8回
狂言−その本質と創造
この講座は 現代演劇が日本の古典芸能 古典文芸という豊かな演劇の土壌から切り離されていることの不幸を解消し、古典の力を現代に結びつける仕事です。人間にとっての笑いとは何かという本質的な問いから 狂言という芸能の実に多様・多彩な作品を読み その笑いの真髄を解読し それを学び さらに現代に有効な新作狂言を構想・創作します。
講師 笠井賢一氏
演出家、能・狂言のプロデューサー。 能・狂言の古典の曲から、ホメロスや李白・杜甫・白楽天、イエイツで新作能から能舞、現代劇を創り演出。 現在、新作能『鎮魂ーアウシュヴィッツ・フクシマの能』をポーランドと日本で演出。 東京藝術大学非常勤講師、玉川大学演劇科非常勤講師を歴任。
カリキュラム
- 2016年11月15日
芸能にとって「笑い」とは 能と狂言の棲み分け新作の狂言を構想する
新作狂言三作『彦市ばなし』木下順二作など - 2016年11月22日
狂言の歴史 狂言の原点−三番叟と風流
狂言の伝書『わらんべ草』 - 2016年12月6日
狂言と能 能『班女』→狂言『花子』→能『隅田川』
能のパロディとしての舞狂言 能『頼政』→狂言『通円』
替間狂言 『那須語(なすのかたり)』 『猿聟』 - 2016年12月13日
脇狂言『福の神』『 佐渡狐』
大名狂言『末広がり』 『萩大名』 『鬼瓦』
小名狂言『武悪』 太郎冠者狂言『縄綯』『 木六駄』 - 2016年12月20日
聟狂言『鶏聟』『船渡聟』出家狂言『宗論』『無布施経』
座頭狂言『月見座頭』『不聞座頭』山伏狂言『蝸牛』『菌』 - 2017年1月10日
鬼狂言『節分』『首引』『博奕十王』
女狂言『川上』『因幡堂』『箕被』『引括り』 - 2017年1月17日
狂言から歌舞伎狂言へ
狂言『靱猿』→歌舞伎舞踊『花舞台霞の猿曳』(天保9年−1838)
狂言『素襖落』→歌舞伎舞踊『襖落那須語』
狂言『花子』→歌舞伎舞踊『身替座禅』(明治43年) - 2017年1月24日
新作狂言(新作能でも可)実作 作品発表と合評
(作品化出来ているのが理想ですが構想・プランでも結構です)
日程
2016年11月15日(火)〜2017年1月24日(火)
毎週火曜日 18:30〜21:00
ギャラリーΧにて
参加費
全8回 8,000円
要申込・定員15名