音楽家のためのイディッシュ・ダンス ワークショップ

オルケステル・ドレイデル

2015年1122日(日)

コミューンΧ

 

東欧ユダヤ人が親しんだクレズマー音楽は、そのレパートリーの多くがダンス曲で占められています。 祝祭時や結婚式の各場面ではそれぞれ意味のこめえられたダンスかクレズマー楽師の演奏で踊られました。 したがってクレズマー楽師は旋律だけではなく各種のダンスにも通暁していなければなりませんでした。 すぐれたクレズマー楽師は、同時に優れたダンサーでもあったと言われています。 クレズマー音楽を理解するには、楽曲だけでなく、これらのダンスを同時に理解する必要があります。 「ダンス」と「ダンス曲」は表裏一体のものなのです。 「ワルツ」や「ポルカ」の演奏をするのに、そのダンスについての基本的な知識が必要であるのと同じです。
このワークショップでは、主にクレズマー音楽に高い関心をお持ちの演奏家や音大生の皆さんを対象に、演奏の前提となる基本的なダンスの習得を目指します。 「ホラ」や「ブルガール」、「フレイラッハ」など、特に親しまれたダンスのステップ、拍子、テンポ、ノリなどを、実践を通して体得した上で、それぞれのダンス曲の演奏にも挑戦します。
2015年11月23日『シャガールが愛した、故郷の旋律』公演情報

参加者は事前に音源メディア、楽譜をダウンロードしてください。

ダンス指導:吉田佐由美

1987年よりドイツ・ベルリン在住。 1989年よりイディッシュ・ダンスをMichael Alpert、Walter Zev Feldman、Sue Foy、Erik Bendix、Steven Weintraubら世界的なイディッシュ・ダンサー、クレズマー演奏家に師事。 伝統的なイディッシュ・ダンスの唯一の日本人後継者。 南イタリアのダンス「タランテラ」のダンサーとしても活動。 これまでに大阪大学大学院文学研究科、神戸ユダヤ文化研究会主催のダンス・ワークショップなどで指導。

応募概要
日程
2015年11月22日(日) 17:30〜20:30
会場
コミューンΧ(シアターΧ2階)
参加費
1,000円
定員
25名
お申し込み・お問合せ

オルケステル・ドレイデル
TEL/FAX:075-464-3047(ひのうえ)
Eメール:smile-chitoshi@sings.jp
Webサイト:http://dreydel.blog.jp/

助成

公益財団法人 朝日新聞文化財団